イノベーションの経済・経営に関する研究と実践

研究室のミッション

イノベーションにまつわる領域や研究課題を認識し、種々のアプローチによる課題解決をめざします。 イノベーションとは、社会・経済価値を創造する『技術発明』と『市場洞察』との結びつきです。 イノベーションの課題認識・分析過程の中で、一人一人の個性を生かした人材育成をはかります。 先端異分野との交流を促進することにより、イノベーションのガバナンスモデル、情報財を含む無形資産やサービスの価値評価法、イノベーションマネジメントを円滑に遂行するマインドセット等を実践習得し、サービス・クリエイティブクラス(高い付加価値を生み出すサービス創造人材)の育成をめざします。

このような領域の教育・研究を進める理由は、少子高齢化による人口構成の変化、資源・エネルギーの有限性や環境からの制約、情報通信の発展に伴うボーダレス化などが影響を及ぼす社会において、イノベーションが、調和のとれた持続的な成長の糧として、非常に重要な要素であるためです。 研究・演習に際しては、データ主導型(観察・洞察)、ニーズ主導型(必要は発明の母)などのアプローチを適宜使い分けて、活動を進めます。

 

 

 

 

原  良憲
京都大学 経営管理大学院 教授
 
  兵庫県姫路市出身.1981年東京大学工学部電子工学科卒業.1983年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了.2005年京都大学博士(情報学).
  茅 陽一現東京大学名誉教授のもとで,循環型社会システムなどの大規模システム構造化手法の研究を行う.1983年日本電気株式会社入社以来,日米の研究拠点にて,Web・メディア情報管理などの研究・事業開発に従事.スタンフォード大学客員研究員,NEC北米研究所(シリコンバレー) Department Head,NEC関西研究所統括などを経て,2006年 京都大学経営管理大学院 教授 (現職).大学院経済学研究科・経済学部の教育研究も担当.現在,サービス・イノベーション,インテグレイティド・ホスピタリティなどの教育研究に従事.
  京都大学経営管理大学院 院長 (2018年4月~2020年3月),副院長(2014年4月~2016年3月),京都大学経営管理大学院附属経営研究センター長 (2010年4月~2012年3月) ,「サービス価値創造プログラム」プログラム長 (2010年4月~2014年3月),京都ビジネスリサーチセンター 代表理事 /理事長 (2012年6月~2014年6月),グローバルCOE(京大情報学)事業推進担当者 (2007年~2012年),2009年度派遣研究者(ウィーン大学)などを務める.
  アサヒホールディングス株式会社 (TYO: 5857) 社外取締役(監査等委員) (2019年6月~現在),一般社団法人サムコ科学技術振興財団 理事 (2016年4月~現在),サービス学会 会長 (2020年6月~現在),京都市ベンチャー企業 目利き委員会 審査委員 (2014年4月~現在),京都市「これからの1000年を紡ぐ企業認定」審査委員長 (2015年11月~現在),サービス学会 副会長 (2018年6月~2020年6月),理事 (2014年4月~2018年6月),グローバルビジネス学会 理事 (2012年4月~2018年3月),「関西サービス・イノベーション創造会議」座長,感性サービス撰」選定委員会委員長,科学技術振興機構 研究開発戦略センター 特任フェロー(2012年12月~2013年3月)などに従事.
  『日本型クリエイティブ・サービスの時代 -「おもてなし」への科学的接近』(共著)日本評論社(2014年)など.

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